2009年02月15日

「20世紀少年」読破

前々から気になっていたコミック「20世紀少年」(浦沢直樹さん著)を全巻(続編の「21世紀少年」含む)を満喫で一気に読破した。

私は浦沢さんの作品は一度も読んだことがなかったが、とにかく絵が細かい(写真を取り込んだ箇所もあり)のが第一の印象でした。この作品は過去と現代、そして未来のエピソードを行き来する珍しいタイプの漫画である。その為昭和40年代の風景もそれなりに描かれている(ノスタルジー色は弱いが)
昭和40年代の主人公の少年時代に起きた【子供の遊び】が発端に世界が破滅するまでの様子を、過去の思い出を思い起こしながら真実を解き明かす大作であり、SF作品としてもかなり緻密に練り上げている。

個人的にはキャラクターの描写が劇画調で余り綺麗ではなく、人が殺されるシーンが多いのが気になったが、作品の性質上仕方無い点もある。時代や場面の変化が顕著で(突拍子もなく時代が変わった場面もある)ある意味読者に混乱を与えているきらいがあった。しかしばらばらのジグソーパズルが少しずつ出来上がっていくように真実がわかっていったり過去のエピソードとオーバーラップされる点ではかなり読み応えがあるといえる。
あとは作品の冒頭で焦点がややぼやけているのと終わり方がやや不明瞭なのも気になった。終わり方はSF物にありがちなタイプと言えばそれまでだが。

映画になったので、もし時間があれば一度拝見してみたいものである。
posted by K.S at 17:28| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『20世紀少年』自分も読んでみた〜い!

浦沢直樹の漫画ってジャンルの幅が広いですよね。
柔道とかテニス漫画をコミカルにも書くし、『MASTERキートン』とか『モンスター』みたいなシリアスものも書くし。
自分は絵も好みですね〜。
前に浦沢漫画の後書きで読んだんですけど、漫画キャラクターが困惑したりピンチになったりしたとき汗が流れる描写があるじゃないですか?
浦沢作品にはその汗が描かれないんですって。
作者曰く、「だって、現実の人間だって困惑しても汗流さないでしょ?」だそうです。
リアル思考なんですね。
そういうこだわりを持ってる人ってなんか好きです。

Posted by 虹鮫連牙 at 2009年02月18日 13:05
そう考えてみると浦沢さんは作品のジャンルが広いですね。
おそらく作品によって絵の描写も違うかと思います。年齢からするともうオジサンなのでしょうか?一度会ってみたいものです。
Posted by K.S at 2009年02月24日 19:59
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